園長日記

秋田ふき迷路

 

5月28日(月)に「どりーむ・わーくす」の棧敷さん(りゅうじおじさん)の畑で「秋田ふき迷路」を体験させてもらいました。

大きさに驚きました。そして、迷路の中の不思議な世界に心がワクワクしました。

大人の背丈ほどまでに成長する秋田ふきを見て、どうやってこんなにたくましく成長していくんだろうと思いました。すると棧敷さんは「ふきは周りのふきに寄りかかりながら成長していく。だから、一本が小さいからといって取り除いてしまうと、まわりのふきも伸びていかなくなる」という趣旨のお話をしてくださいました。

ふきはそこまで強くはありません。むしろ折れやすい植物です。それゆえにまわりのふきと支え合って伸びていく。確かにふき畑の外側のふきは背が低いことに気がつきました。小さくても、その一本が周りのふきには必要とされているし、小さい一本のために周りのふきが存在している。そんな相互の関係といのちの不思議さを感じました。

私たちも、小さいこと、弱いこと、できないことを取り除きたくなったり、諦めてしまいたくなるかもしれません。でも、むしろその「小ささや弱さが私たちの人生にとって必要で、誰かと一緒に生きるために必要な鍵なのかもしれない」とこの度のふきの迷路を通して思わされました。

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